「数字が苦手な院長でもできる」歯科医院の毎月のチェック項目

数字が苦手な院長でも、経営は必ず立て直せます。

「数字が苦手だから、経営のことは正直よく分からない」そう話される歯科医院の院長先生は、実は少なくありません。
実際、私たちがご相談を受ける歯科医院の院長先生の多くが、同じ悩みを抱えています。

  • 「決算書を見ても、何が良くて何が悪いのか分からない」
  • 「売上はあるのに、なぜかお金が残らない」
  • 「人件費や材料費が高い気がするが、判断基準が分からない」
  • 「経営の話を相談できる相手がいない」

これらはすべて、院長が無能だからでも、努力が足りないからでもありません。
ただ一つ、「数字をどう見ればいいか」を教わる機会がなかっただけです。

本記事では、「院長 経営 数字が苦手」でも実践できる、歯科医院の毎月チェック項目を、できるだけ分かりやすく解説します。

1.なぜ「数字が苦手な院長」ほど毎月のチェックが必要なのか?

決算だけ見ていると、経営の異変に気づけない。
多くの院長先生は、年に1回の決算で初めて数字を確認します。
しかし、決算は過去の結果であり、問題が見つかった時にはすでに手遅れ、というケースも珍しくありません。

  • 売上はあるのにお金が残らない
  • 人件費が知らないうちに膨らんでいる
  • 新患が減っていることに気づくのが遅れる

こうした問題は、毎月の数字を少し見るだけで防げます。


年に1回の決算ではなく、毎月の数字を見る習慣が重要です。
毎月の数字チェックは、経営を良くするためのものではありません。
まずは、経営が悪くなる前に気づくためのものなのです。

2.「院長 経営 数字が苦手」でもできる毎月のチェック項目⑤つ

チェック①:売上(保険・自費を分けて確認)
まずは売上です。

  • 前月と比べて増えているか、減っているか
  • 保険と自費のバランスはどうか

金額の理由を理解する必要はありません。
「増えた/減った」だけを把握することが大切です。


チェック②:患者数(特に新患数)

新患数は、数か月後の売上を左右します。

  • 新患が減っていないか
  • 極端な増減はないか

数字が苦手な院長でも、「新患が減っている=将来の売上が心配」という感覚だけ持てば十分です。


チェック③:人件費(売上とのバランス)

「人件費が高いかどうか」ではなく、売上に対して適正かを見るのがポイントです。

  • 売上が変わらないのに人件費だけ増えていないか
  • 採用・昇給の判断が感覚的になっていないか

ここを毎月見るだけで、経営のブレが小さくなります。


チェック④:材料費・技工料
材料費や技工料は、院長が気づかないうちに利益を圧迫しやすい項目です。

  • 売上と同じように増減しているか
  • 急に増えていないか

「なぜ増えたのか」は、専門家(税理士等)に相談すれば問題ありません。


チェック⑤:通帳残高(手元資金)
最後に必ず確認してほしいのが、通帳残高です。

  • 来月、再来月の支払いに問題はないか
  • 余裕資金は減っていないか

利益よりも、まずはお金があるかどうか。これは数字が苦手な院長ほど重要なチェックポイントです。

3.数字が苦手な院長がやってしまいがちなNG行動とは?

数字が苦手な院長ほど、知らず知らずのうちに、経営を不安定にしてしまう行動を取ってしまいがちです。
どれも「よくあること」ですが、続けてしまうとリスクが大きくなります。

① 数字をすべて理解しようとしてしまう
「ちゃんと理解してからでないと数字は見られない」そう思って、数字を見ること自体を後回しにしていませんか?

経営に必要なのは、会計の知識ではありません。
「先月より良いのか、悪いのか」
「このままで大丈夫そうか」
この感覚が分かれば十分です。

完璧に理解しようとするほど、数字から遠ざかってしまうのは、数字が苦手な院長によくあるNG行動です。


② 決算書だけを見て安心してしまう
年に1回の決算書で黒字を確認して、「とりあえず問題なさそう」と安心していませんか?
決算書は、過去1年の結果をまとめたものです。
そこに書かれている数字だけでは、

  • 最近、売上が落ちてきている
  • 人件費がじわじわ増えている
  • 手元資金が減っている

といった今まさに起きている変化までは分かりません。
数字が苦手な院長ほど、「決算=経営管理」と思い込みがちですが、これは要注意です。


③税理士に任せきりで、自分では数字を見ない
「税理士に任せているから大丈夫」この考え方自体は、決して間違いではありません。

ただし、院長自身が数字をまったく見ていない状態は、別問題です。
税理士は、院長の代わりに経営判断をすることはできません。
最終的に、経営判断をするのは、院長ご自身です。

その判断材料となる数字を見ないままでは、不安が大きくなるのも当然です。


④「なんとなく」で経営判断を続けてしまう
忙しい診療の合間で、「たぶん大丈夫だろう」「今までこうだったから」
こうした感覚だけで経営判断をしてしまうのも、数字が苦手な院長に多いNG行動です。
少し数字を確認するだけで防げる判断ミスも、数字を見ないことで、大きなリスクにつながることがあります。

4.歯科医院経営に強い税理士だからできる、院長目線のサポート

歯科医院の院長先生は、本来「経営者」である前に「歯科医師」です。
診療・スタッフ対応・患者対応に追われる中で、経営数字まで完璧に理解することは、現実的ではありません。
数字が苦手な院長ほど「数字を分かりやすく整理してくれる存在」、税理士のサポートが必要になります。

① 院長が「見るべき数字」だけを厳選する
歯科医院の経営において、院長が毎月見るべき数字は、実は限られています。
税理士は、院長が迷わず経営判断できるよう、ポイントを整理してお伝えします。
「これだけ見てください」そう言える状態を作ることが、数字が苦手な院長にとって最も重要です。


② 専門用語を使わない説明
税理士からの説明が難しくて、「分かったふりをしてしまった」経験はありませんか?
私たちBrancPort税理士法人は、

  • 専門用語は使わない
  • 図や比較で説明する
  • 結論から先に伝える

この3つを徹底しています。数字が苦手な院長が理解できない説明は、意味がないそう考えているからです。


③問題点を「責めずに」一緒に考える
数字を見ると、「自分の経営が間違っていたのでは…」と不安になる院長先生も少なくありません。
私たちBrancPort税理士法人は、過去を責めることはしません。
何が課題なのか、次に何をすればいいのかを、院長先生と同じ目線で整理します。

さいごに

歯科医院の経営は、数字が得意かどうかで決まるものではありません。
大切なのは、数字が苦手な院長でも「毎月、最低限の数字を見る」ことです。
売上や患者数、通帳残高など、完璧に理解しなくても、前月との変化に気づければ十分です。
それだけで、経営の不安は確実に小さくなります。
もし、
「この見方で合っているのか分からない」
「今の経営状態が正直不安」
と感じたら、ひとりで悩まず、専門家に相談してください。
院長 経営 数字が苦手だからこそ、迷わず判断できる専門家のサポートが必要です。


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